ラジカル塗料は2015年に日本ペイントなどで発売された新しい塗料であり、今までの塗料には無い大きな特徴を持っている素晴らしい塗料です。高機能なのに、誰でも使う事ができる使いやすい塗料という今までに無い珍しい特徴もあります。
目次
シリコンを超えた!
ラジカル(劣化因子)を抑制する最新次世代塗料
シリコン塗料と比較して耐久性に優れ、UV・酸素・水などによる塗膜の劣化を防ぎます。
従来の塗料にはない高緻密無機シールド層により、UV/酸素/水による塗膜の劣化(ラジカル)を防ぎます。
ラジカル塗料のメリット
単価か安い
フッ素塗装等の塗膜が長持ちする機能性塗料は単価が高いのが難点ですが、ラジカル塗料は㎡当たり1,500~2,000円程度で施工が可能です。
シリコン塗料程度の単価ですので、どのようなお宅でも活用できる外壁塗装です。
フッ素塗装等の機能性塗料に匹敵する画期的な塗料なのに単価が安いのは、とても大きな魅力です。
耐久性が高い塗膜
ラジカル塗料の耐久性シリコン塗料が10年ほどの寿命なのに対し、ラジカル塗料は15年の寿命と1.5倍の塗膜の寿命を保つ事が出来ます。
30年間のメンテナンスで比較すると、シリコン塗料でしたら3回、ラジカル塗料は2回のメンテナンスで済みますので、コスパが高くオススメです。
光沢があるので低汚染性に優れている
ラジカル塗料の塗膜は綺麗なツヤ有りの光沢が出る塗膜ですので、汚れが付着しにくい塗膜となります。
汚れにくく綺麗な塗膜を保つ事が出来るので、外壁の寿命にも大きく役立てる事が出来ます。
もちろんツヤなしも可能ですが、ツヤ有りよりは汚れが付着しやすくなってしまいます。
汚れや塗膜の寿命を考えるのであれば、ツヤ有りを採用する事をオススメします。
防藻、防カビ性能が高い
防藻、防カビ性がありますので、空気の流通が無い北側等の外壁でもカビや物心配が無くなります。
清潔な外壁にする事が出来、アレルギーなどの心配が無くなります。
作業性が高い
外壁用のラジカル塗料は水性で一液型ですので、手間なく簡単に作業が可能です。
伸びが良い塗料ですので、ローラーや刷毛で簡単に塗布する事が出来、作業性にとても富んでいる使いやすい塗料です。
下地を選ばず塗装が可能
ラジカル塗料は、どのような下地にも塗装が可能です。
金属サイディング、窒素系サイディング、モルタル、コンクリート、ALCパネル、木部、亜鉛メッキ、アルミ、鋼板等、どのような外壁素材でも塗布が可能です。
アクリルやシリコン塗料の塗布が可能な素材であれば塗布が可能ですので、幅広くご利用いただけます。
ラジカル塗料のデメリット
まだまだ実績が少ない
寿命が高い塗膜を作る事ができると言われても、実績が少ないのでピンとこない方も多くいらっしゃいます。
知名度が低い塗料
2015年に販売された塗料ですので、知名度が低く知らない方も多くいらっしゃいます。
扱った事が無い塗装屋さんもある
ラジカル塗料はそんなに普及していない塗料なので、扱った事が無い塗装屋さんもあります。また、そもそもラジカル塗料を知らない塗装屋さんもいるようです。
ラジカル塗料は実績のある塗装屋さんに
ラジカル塗料は、まだ普及されていない塗料ですので実績ある塗装屋さんに施工をお願いしましょう。
ラジカル塗料のような普及していない塗料にすぐに目を付けるのが、悪徳業者です。
最新で普及していない塗料には知名度が無い事に目を付け、いい加減な方法で塗装工事を納めてしまうケースも少なくありません。
主なラジカル塗料
塗料メーカー | 塗料名 |
---|---|
日本ペイント(株) | パーフェクトトップ |
エスケー化研(株) | エスケープレミアムシリコン |
関西ペイント(株) | アレスダイナミックトップ |
塗料の種類について他の用語集
- アクリル塗料
- ウレタン塗料
- シリコン塗料
- ラジカル塗料
- フッソ塗料
- クリアー塗料(サイディング用)
- 遮熱塗料(屋根用、外壁用)
- デザイン外壁用の艶けし塗料
- 自然塗料
- 光触媒塗料
- リシン
- スタッコ
- ボンタイル(吹付けタイル)
- ジョリパット
- セラミック・石調
他の特殊塗料
外壁の模様付け塗料(新築時)
以上、ラジカル塗料についての説明でした。