外壁塗装をするにあたり、「安心業者で、できるだけ費用を安くしたい」と思っているあなたのために外壁塗装白書はあります。
普段なじみのないものなので、値段はわかりませんよね。
外壁塗装には、大きな金額が発生するため、少しでも格安で済ませたいと思うのは当然です。そして、その方法を探して知ることは間違ってはいません。ポイントとしては、安かろう悪かろうという、悪徳業者が当然存在することを知っておいて下さい。安さばかりに気をとられていると、安さだけをウリにした粗悪な外壁塗装を掴まされることにもなりかねません。
不透明な業界だからこそ起きるトラブル案件
2015年度 | 2016年度 | 2017年度 | |
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リフォームトラブル | 12,714 | 12,415 | 12,092 |
年間塗装の案件は140万件といわれています。そのうち10%がクレームになりかねない施行されているケースが見受けられます。
そこで外壁塗装白書では、費用は安く抑えつつも、品質の高い外壁塗装をするために知っておくべき情報をご紹介しています。外壁塗装の費用相場や、費用を抑える正しい方法など、あなたの参考になれば嬉しいです。
目次
外壁塗装を安くしたい
外壁塗装のリフォーム業者は多く、何がいいのかわからない方が大半です。
値段はいいからしっかりやって欲しいという方はこの外壁塗装白書には来ないと思っています。
外壁塗装は数十~数百万円かかります。値段の目安としては
- 建物の大きさ
- 補修箇所
- 劣化具合
- 築年数
よって、築年数が古く、劣化状況が目に見えてひどいと結構かかります。
外壁塗装のタイミングはいつ?
- レベル1 チョーキング
- レベル2 ひび割れ
- レベル3 塗装の剥がれ
チョーキングは、外壁塗膜の劣化の始まりを知らせてくれる気にするべき重要な現象です。壁を触ると手に白い粉が付いたら外壁塗装のタイミングです。
あなたは、自宅の壁の種類はご存知でしょうか?
数十年と塗り替えしてこなかった住宅など、外壁塗装メンテナンスをしてこなかったばかりに(普通は意識しませんよね)、外壁や下地材、柱などにかなりダメージを与えているのが現実です。
こういうことがわかると壁の亀裂やひび割れ、浮きなどを事前に予防するためにもメンテナンスが必要なことがわかると思います。
予防策をとることで、大きな費用が出ずにするために今後は、定期的に外壁塗装することはおすすめします。
あなたは、ご存知?自宅の壁建材
種類が豊富なモルタル
モルタル(mortar、英語発音: [ˈmɔːrtər] モータ(ー))とは、砂(細骨材)とセメントと水とを練り混ぜて作る建築材料。 セメントと砂とは重量比にして1:2 - 1:3の割合で混合されることが多い。 ペースト状で施工性が良く、仕上材や目地材、躯体の調整などに多く用いられる。
主流外壁の1つ!サイディング
建物の外壁に使う板。15~60cm幅の板を建物の外壁に横方向或いは縦方向に釘・金具などで取り付けて使う。外壁の意匠性だけでなく、雨・風や飛来物から建物を守る役目がある。アルミやスチールを利用した物や樹脂で出来た物などがあるが、セメントや珪酸カルシウムなどで作られた物を窯業系サイディングと呼び、建物の防火性能を向上させることが出来る。EPS建材では窯業系サイディングを使用した防火認定を取得している。
シンプルなガルバリウム
ガルバリウム (Galvalume) 鋼板は、1972年にアメリカ合衆国のベスレヘム・スチールが開発したアルミニウム・亜鉛合金めっき鋼板の名称。日本国内ではガルバと略称されることも多い。また、ガリバリウム、ガルバニウムと呼称される場合もある。日本工業規格 (JIS) では、JIS G3321(溶融55%アルミニウム-亜鉛合金めっき鋼板)で規定されている。
平均の単価や費用はどれぐらい?
木造2階建て、20坪から30坪の住宅の外壁塗装は80万円から150万円が一般的です。
- 外壁塗装費
- 足場代
- 諸経費
- 人夫代
外壁塗装工事は一般的に洗浄や下地調整を行ってから、下塗り・中塗り・仕上げ塗と3回塗ります。
いい加減な塗装業者や手抜き業者の中には、二度塗りですませたり色を間違えたり足跡やゴミ・汚れをしっかり拭き取ってなかったりします。
20坪から30坪の大きさで150万円を超える外壁塗装業者は平均相場より高いといえます。
但し、劣化した壁を剥がして下地補修を行う箇所が多い場合には、費用が高くなる場合はあります。
見積もり書は「平米(1㎡)単価」で計算されます。
1坪 = 約3.3㎡
外壁塗装の作業工程とは?
外壁塗装工事の内容を大きく記載しますが、業者によっては他の細かい作業もあります。
あくまでもこれは最低やるべき施工です。
足場設置
着工初日、足場の架設を行う。(1~2日ほど) 洗浄水や塗料飛散防止ネットを張り、安全確保の為に足場を組み立てる。
高圧洗浄
塗装を施す場所( 外壁や屋根など) に付着しているホコリ・汚れ・カビなどを 洗い流し落とす下処理。 最も大事な下処理作業の一つで、この作業をおろそかにすると、 塗装後に剥がれや膨れたりという「塗膜欠落」が起こる場合有り。
下地調整
外壁塗装後に発生するトラブルの原因の80% 以上が下地処理不良が原因。 建物の劣化を防ぐ為に、 塗装の前に凹凸や亀裂、欠損やピンホールなどを削り取ったり埋めたりする。
下塗り・中塗り・上塗り
外壁塗装は基本的に下塗り→中塗り→上塗りの3 回の重ね塗りが行われる。悪徳業者はこの3回目の上塗り塗装をごまかす事があるので注意が必要。 一度目の「塗り」は、外壁にしっかり塗料を定着させる為の接着剤的な役割。 二度目、三度目は、塗り残しを無くす作業。
検品・撤去
全て塗装が終了したら仕上がり状態の点検をする。 気になる箇所は修正してもらい、 満足のいく仕上がりでない場合は、塗装業者と話し合い修正を依頼。 問題がなければ足場を解体し、最終チェックをしすべて撤去します。 最後に周辺の清掃をし、引き渡しすれば工事完了。 ここまででだいたい10 日前後で工事は完了。
築10年の外壁と築30年の外壁の塗装は・・・
築10年の外壁と何もしない築40年の外壁とでは外壁塗装工事の費用が変わってきます。
築年数が浅いと、モルタル壁等はそんなに傷んでいません。汚れがひどい、ペンキがところどころ剥げ落ちてしまっている。そんなケースでも塗り直すだけで十分です。
築年数が30年から40年たっている外壁はひび割れや劣化が目立ってきている場合があります。特に塗装工事を怠ってきた住宅は下地補修や補強工事が必要になってきます。
塗装の塗替えだけであれば80万円から150万円でできるが、下地補修など左官業者の出番が必要になってくると外壁塗装でも見積もりが変わってきます。
大きな出費を抑えるために10年に一度は外壁塗装する
そうならない為にもひび割れや劣化が起きる前に、汚れや傷みが目に見えてきてる段階で外壁塗装をすることです。
劣化の場合は外壁を指で触れてみて、塗料の粉が手につくようであれば、すでに劣化が進行している証拠です。(チョーキング現象)
このまま放置しておくと、外壁が水を吸収してしまい、外壁が変形したり、冬場には凍結する原因にもなります。
このような症状が見られた場合には、すぐに外壁塗装を検討されるのがよいと思います。
外壁塗装をする必要性
外壁塗装は建物の美観を保つだけでなく、風雨や雪・紫外線などから外壁表面を保護する効果があります。
外壁塗装を怠ることで、外壁は汚れや老化、風化といったダメージを受けてしまいます。
外壁塗装は、建物の外観を美しくするだけではないのです。
建物の耐久性を強くするためには適切な点検や補修、塗り替えを行っていきましょう。
定期的にチェックをしてその状態にあった塗装リフォームが必要なのです。
またモルタル壁だでなく、サイディング材などにおいても塗り替えが必要です。サイディングの材質やメーカーによって塗料の指定がある場合があります。サイディング材に適した塗料をえらびましょう。
格安の外壁塗装業者は存在するのか?
格安で外壁塗装行います!!などと宣伝する塗装業者は多いですが、不透明な業界だから、目安がないですよね。
上記に述べましたが、木造2階建て、20坪から30坪の住宅の外壁塗装は80万円から150万円が一般的です。
見積書や仕様書を作成してもらったら、塗装箇所の確認をおこないましょう。
見積書にすべての記載がされていないと、大抵、追加工事などで追加料金が発生するケースがあります。
特に一式表記をしてることがありますが、余程の交渉力がない限り、おすすめしません。
見積書を完全に明確にし、料金を確認してから、本契約にするのが賢い選択です。
チラシやホームページの宣伝はあてになる?
チラシやホームページで〇〇万円パック一律と外壁塗装の広告を出してる塗装業者も非常に多いです。
実際に〇〇万円パックの中に塗装工事の個所はどれぐらい入ってると思いますか?
外壁塗装工事を行う場合には外壁だけ塗装工事することはありません。
その他塗装工事として下記の様な箇所があります。下記の箇所は〇〇万円パック一律と広告してる塗装業者の見積書では別途かかるケースが多いです。
- 破風
- 軒天
- キリヨケ
- 雨樋
- 窓枠
- 面格子
- 妻板
- 雨戸
- 母屋
- 外塀
- 屋根塗装
- ボロボロになってる箇所の張り替え
塗装業者は値引きが嫌い?
外壁塗装のリフォームは相見積もりをとられることが多く、どこの業者も値引きや相見積もりをとられることを嫌がります。
また業者によって見積書の内訳は異なります。材料は一般的にシリコン塗料となります。
数万円の値引き合戦になることが多く、小さな個人の塗装業者などは特に見積もり合戦に参加することを嫌います。
外壁の補修箇所や劣化があなたの感覚でひどくないのであれば、携帯で写メって見積もりをするのもひとつの手です。
モルタル壁をサイディング壁にリフォームする
壁材が劣化してきた場合にはモルタル壁をサイディング工事することができます。
補修の手間や外壁塗装の寿命を考慮して、サイディング壁はお勧めです。
デザインや種類が多く、耐久性や錆びにくさがあるため、モルタル壁よりメンテナンスは楽です。
サイディング工事をする際に筋交いを入れることで耐震性をあげることができます。
但し、相場が150万~300万かかるので補助金制度を見ておきましょう。
地方公共団体における住宅リフォームに係わる支援制度検索サイト
③省エネルギー化
- 窓・壁等の断熱化、省エネ設備の設置等
④環境対策
- 緑化促進、ごみ処理機設置、水洗トイレ改修、浄化槽設置、地域材の活用、防音対策
⑤防災対策
- 克雪対策、アスベスト対策、火災報知機の設置、雨水貯留設備の設置
⑦その他
- 防犯対策、ガス設備普及、空き家活用、景観整備等
格安で外壁塗装をしてもらうためには
格安で外壁塗装かつアフターフォローなど含めて、しっかりと仕事をしてもらうためにも、塗装業者との付き合いは大切です。
足場を組んで工事するというのは、外壁や屋根工事・フルリフォーム工事等を除いてはないのです。
外壁塗装をお願いしていたが,ソーラーシステムの撤去や屋根のずれ等を無料で直しておいてくれたなど業者側のサービスもあるかもしれません。
数社の塗装業者を見積もりで叩いて無理やり安い金額で契約したところで、
業者からのお客さんに対する心証が悪くなってしまいお客さんからの追加の要望に気持ち良くサービス対応してくれないかもしれません。
無茶な交渉はしないことです。施主のほうで相場をよく理解すること。
そしてなるべく安く、サービス良く、仕事をしてもらったという結果になればよいでしょう。
外壁塗装は定期的に行うものですから、親切な業者と付き合いを持っておいた方が良いのです。
事前に見積もり合わせをお願いしておく
事前に見積もり合わせ(相見積もり)をすることを伝えておくことです。
他社との見積もり勝負になるとわかれば、精いっぱいの見積書をつくってくるはずです。
あとは補強工事や補修箇所がどれぐらいあるのか、見積もりに大きく違いが出るとしたら塗装以外の付随工事です。
相場は把握できましたか?
外壁塗装を1度や2度依頼された方であれば、自分の家の塗装費用がどれぐらいになるのか検討つくはずです。
ただ、20年から30年前に比べて安くて耐用性が長い塗料商品が出てきております。
しばらく外壁塗装をしてなかった家であれば、付き合いのある塗装業者以外で一度見積もりをお願いしてみましょう。
おすすめの格安外壁塗装サービスとは?
お見積もりは2社以上からとることをおすすめします。
おすすめは、TVCMやチラシ広告や折り込み広告などしていなく、インターネット上で集客している業者が外壁塗装費用は安くなります。
理由は。広告費が圧倒的に安いから、その分、ユーザーに還元できる仕組みとなっています。
大手業者も、ネームバリューとしては安心できますが、広告宣伝費がかかっているので高いです。
中には注文だけとって下請けに出すケースがありますので、認識しておいて下さい。
訪問販売の塗装業者の見積もりは基本的に高いので、要注意です。
値引き前提かなと思われますが、前述したように塗装業者は値引きが嫌いなので・・・
以下に簡単に格安、優良業者サービスを紹介します。
外壁塗装一括見積もりがおすすめの4つの理由
複数の見積もりが簡単
外壁塗装は複数の見積もりを取るのが基本。
外壁塗装の相場は、このページでなんとなく把握できたでしょう。では、実際に、見積もり金額はいくらになるか?相場とどれだけ近いのか?が気になります。
複数の会社から外壁塗装の見積もりを取るといっても、一社ずつ連絡するのは非常に大変です。
それを一括で簡単にできるサービスが外壁塗装の一括見積もりというサービスなんです。
あなたに代わって一括で見積もりを行ってくれる便利なサービスです!
優良企業しか登録していない
外壁塗装で怖いのが訪問での悪徳業者の存在です。
消費者センターでも毎年リフォームに関して悪徳業者のトラブルの報告があるのはお伝えしました、外壁塗装の相場などの知識がない人や思考能力が低下しているお年寄りが訪問販売の悪徳業者のたくみな話術でトラブルになるケースは、変わらずに増えています。
外壁塗装の一括見積もりサイトでは、登録するとき、登録した後も厳しい基準で審査を行っているので、安心材料になります。
- 優良企業しか登録していない
- 外壁塗装の施工実績が十分
- 顧客満足度が高い
結果、一括見積もりを利用するだけで簡単に優良業者が見つかります。
見積もり後のキャンセルも
見積もり後のキャンセルも一括見積もりサイトの方で対応してくれます。
色々なところの見積もりを取ってみたものはいいものの、
など、考えてしまいますよね。しかし、業者側は複数の見積もりを取っているのは知っていますし、何より、一括見積もりサイトの方で気に入らなければキャンセル代行も行っているので安心してください。
気に入らなければ無理に契約しないでいいので便利です!
最大のポイントは料金を安くできる
複数の見積もりを取ることで費用を安くできます。
一括見積もりを提携している会社は、相見積もりとなることが知っているので
- 最初から値引いた金額でできる
- 同じ施工での値段を比較できる
- 見積もりを比較し料金交渉ができる
一社ずつ見積もりを行っていれば疲れますし、ホントにこの業者大丈夫?料金はもっと安くしたいから交渉しなければならないなどしなくてよいのです。
一回で、済むって良いですよね。
参考 外壁塗装で、業者を選ぶ際に最も決め手になったポイントは?
ちょっと古い2015年の統計データですが、進行状況が確認できる安心システムがTOPです。
これは民間のダイレクトハウスというとこの顧客アンケートとなっています。
1.契約者年齢 (アンケート調査母数 306件)
30歳代 19.3%、40歳代 21.9%、50歳代 31.7%、60歳代 22.2%、70歳以上 4.9%
2.発注前に相見積もりを何社に依頼しましたか? (アンケート調査母数 308件)
1社 1.9%、2社 4.2%、3社 58.8%、 4社 29.2%、 5社 4.9%、 6社以上 1.0%
3.外壁塗装の経験 (アンケート調査母数 315件)
初めて 57.8%、 2回目 39.7%、 3回目以上 2.5%
5.工事価格について
妥当 57.4%、 安い 37.6%、 高い 5.0%
調査対象期間 ’14年4月~‘15年8月末日